なぜ「女系天皇」はいけないのか?

皇位継承問題

 

 

これは皇位継承問題に関することです。天皇陛下は2019年4月30日に退位するという日程が皇室会議を経て固まりました。まさに200年ぶりの天皇の退位に向けて節目を迎えたのです。

 

 

翌5月1日には皇太子さまが新天皇に即位する運びで、元号もこの日に改められます。平成は31年で終了し、新たな時代の節目を迎えることになります。

 

 

皇位継承問題は最近特に大きな注目を集めています。今回の天皇の退位もそうですが、その次の皇位継承問題も表面化してきたのです。

 

 

では、皇太子さまが即位して天皇となった場合、次はどうなるのか?ということです。浩宮さまには愛子内親王という娘はいますが、息子いわゆる皇子はいません。皇室典範の第一条には「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」とあります。息子がいないのですから、「男系男子」の孫である「皇太孫」も当然いません。

 

 

実際のところかなり以前からこの問題は取り上げられてきました。その都度、皇室典範の見直し、改訂等の意見が出るのですが、「皇室典範に関する有識者会議」などは開かれるものの、具体的な進展はあまり見られません。

 

 

さて、そもそも皇位継承問題はどう解決されていくのでしょうか?男系男子ではなく、今後は女系天皇も認めていくのでしょうか?「女系天皇」(じょけいてんのう)というのは、母のみが皇統つまり天皇の血統に属する天皇を指す呼称です。母系天皇と称されることもあります。

 

 

有史以来、日本では男系皇位継承が保持されてきています。男系で辿っていくと、神武天皇と天照大御神、スサノオ、イザナギ大神に辿り着きます。女系天皇が容認されれば、王朝交代である「易姓革命」が起こるのです。